平成19年6月20日施行 改正建築基準法対応
平成19年6月20日施行の改正建築基準法等により、確認申請から中間・完了検査、構造計算適合性判定等の建築確認・検査が厳格化されました。フラットデッキは構造部材ではありませんが、解体を要さない打ち込み型枠であり、その自重は固定荷重として建物に作用します。よって本製品を使用した建築物の設計・施工におきましては、従来通りの円滑な施工を行うため、下記の点にご留意頂きたくお願い申し上げます。
記
1 構造計算書の床固定荷重にフラットデッキの自重(255N/m2)を見込んでおく
2 1以外の場合は別途対応方法を検討する
(例)仕上げ荷重による調整や支持間隔(支保工間隔)の調整等
補足説明
- 「フラットデッキ」は、型枠工事の施工省力化や熱帯木材の消費削減といった社会的要請を受けて開発された製品で、S造・RC造の別を問わず、床スラブの型枠材として一般的かつ広範囲にご使用頂いております。
- 設計時での使用板厚の選定は、困難なため自重255N/m2は、(社)公共建築協会の性能評価取得製品の自重で最大のものです。
- 通常よく使用されるのは、板厚1.2mm以下の製品であり、これが全使用面積のうち約9割を占めています。よって、板厚1.2mmまでの限定使用であれば、自重の見込みは200N/m2で十分です。